全米トップのがん専門病院『テキサス大学MDアンダーソンがんセンター』を訪問して〜上野直人先生の『最高の医療をうけるための患者学』〜
全米トップのがん専門病院『テキサス大学MDアンダーソンがんセンター』を訪問して〜上野直人先生の『最高の医療をうけるための患者学』〜
米テキサス州サンアントニオ、ヒューストン、ワシントンの旅から帰国いたしました〜!
テキサス大学MDアンダーソンがんセンターを訪問させていただくために訪れたテキサス州最大の都市ヒューストン。
夫の学会参加に帯同し、6日間を過ごしたサンアントニオからヒューストンまでは飛行機で1時間。
空港にもMDアンダーソンの大きなポスターが☆
夕方に到着し、空港からタクシーで向かいましたのはテキサス・メディカル・センター。
滞在ホテルのマリオットもメディカル・センター内にあります。
テキサス大学MDアンダーソンがんセンター、メモリアルハーマン病院、ベイラー医科大学セント・ルークス病院、メソジスト病院、テキサス小児病院など全米トップの病院が集まる世界最大のメディカル・センター。
立ち並ぶ高層ビル群はすべて病院!まるでフィナンシャル・センターのような街並みで、とにかくその規模に圧倒されます。
テキサス大学MDアンダーソンがんセンターは、USニュース&ワールドレポートの病院ランキングで、900以上のがん病院の中で7年連続、過去12年で10回がん部門一位になっています。
いくつものビルがスカイウォークで繋がっているMDアンダーソン、大きいです〜!!スカイウォークには空港内でもよく見かけるシャトルが往復していて、患者さんの移動をお手伝いしています。
スタッフの中には毎日ランチ後にスニーカーに履き替えてスカイウォークを往復ウオーキングする方もいらっしゃるのだそう。
世界中のドクターが憧れるMDアンダーソンの白衣をお借りして・・・
ひょっとして患者さんからは私もドクターに見えているのかしら・・・と思うと妙に緊張してしまいました(^^;)
また、MDアンダーソンには1,100人以上のボランティアの方々がいらっしゃり、様々なポジションで参加されています。
院内のギフトショップもボランティアによる運営です。
ちょうど私たちが訪れた期間にエントランスに設置されていたギフトショップでは、MDアンダーソンのChildren’s Art Projectの商品が販売されていました。小児がんと戦う子供たちが描いた絵が商品としてデザインされ、売上金は小児がんの子供たちへ有益に役立てられます。
とっても可愛らしいワンちゃんのおやつ入れと、ネクタイを購入しました。
MDアンダーソンはチーム医療を推進している有名な病院です。
患者さんが医師のいる診察室に呼ばれて入室する、という日本のかたちとは違い、患者さんは診察室に先に入って待っていらっしゃいます。そこに看護師、Physician Assistantが行き問診を取った後に、ミーティングルームで今後の治療に関するディスカッションがなされ、その後で医師が診察室に入ります。さらに、治療に使用する抗がん剤などの説明とオーダリングは薬剤師が行います。専門性を持つ医療スタッフがオープンなコミュニケーションを取ることで、しっかりと一人一人の患者さんに対する共通認識を持っていることが素晴らしいと思いました。
乳腺腫瘍内科教授の上野直人先生とリチャード・セリオ先生の診察に立ち会わせていただいた際に、ほんの少しだけ乳がんの患者さんと言葉を交わす機会があったのですが、私が『MDアンダーソンは世界最先端の病院で、見学と勉強に多くの日本人医師が来訪を希望しているのですよ』と言うと、そのご夫婦は『そうよ!MDアンダーソンは全米ナンバーワンよ!』と声を弾ませておっしゃっていました。
患者さんが待つ診察室内の壁には『Distressed? We are here to help.』と
院内で受けられる様々なサポートやケアが紹介されています。
MDアンダーソンには統合医療センターがあり、マッサージや鍼灸、音楽療法や瞑想、ヨガなどがオファーされています。
今回のMDアンダーソンへの訪問では、病院にマッサージが導入された当時からいらっしゃるマッサージセラピストの方と、じっくりとお話する機会をいただきました。
実際にお会いしたからこそ伺い知ることのできた数々の貴重なお話に、目から鱗の思いでした!!
そして、今回の出会いは、私が現在日赤で行っている乳がんの患者さんへのアロママッサージの取り組み方を確信し、未来への展望に繋がる大きなきっかけとなりました。
アメリカの病院と同じようなシステムを日本の病院に今すぐ取り入れることはできませんが、時間をかければ必ず実現すると信じています。
それから最も大事なこととして、アメリカの病院でがん患者さんへのマッサージが広く導入されている一番の理由はPatient Demand【患者さんからの要望】があるからです。
それは日本でもアメリカでも変わりありません。
以前にも書きましたが、最初、私が入院患者さんのみに行っていたアロママッサージが1年2ヶ月をかけて外来の患者さんへも対象範囲が広がったのは、『患者さんからの要望』があったからです。
今回、MDアンダーソンへの訪問を受け入れて下さった乳腺腫瘍内科教授の上野直人先生には大変お世話になり、心より感謝致しております。
今現在、がんの治療を受けられていらっしゃる患者様、そしてご家族の方へ、ぜひおすすめしたいのが上野先生の『最高の医療をうけるための患者学』です。
上野先生の御本の中には、医師と患者のコミュニケーションに関する『今日から』でも役立てられる多くのヒントが書かれてあります。
また、ニューズウィーク日本版(12月10日発行)の記事『癌治療を揺るがす大論争の行方』もご一読されることをおすすめいたします。
アメリカでは上野先生、京都大学の佐治先生、夫の学生時代のラグビー仲間でもいらっしゃる古川先生とお食事をご一緒させていただき、大変光栄でございました。
アメリカでいただく日本の1.5倍の大きさのステーキもワインも、とても美味しかったです(^^)♪
そんな錚々たるドクターの方々が、なんとAKBの恋するフォーチュンクッキーを踊られました〜♬ ぜひこちらの動画をご覧ください!→★★★
It takes Team to fight Cancer. We hope to bring Happiness to All Cancer Patients. Bring the Love and Fortune to All Cancer Patients.
『がんと戦うにはチーム医療が必要。すべてのがん患者に幸福を。愛とフォーチュンをすべてのがん患者に』
日々、がんと戦う医療スタッフの思いが込められています。
とても元気が出るビデオですよ!!\(^o^)/
12月28日にNHK総合において恋するフォーチュンクッキーの特集が組まれる予定になっています。
Let’s check it out!
Merry Christmas and Happy Holidays☆
セラピストの自宅サロン・アロマジーアのご予約カレンダー&メッセージはこちらです→★★★
コメント
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素晴らしい!
こんなに素晴らしいメディカルセンターがあるんだね!さすがアメリカ、規模が違う!どんな難病でも治してくれそうで心強い!医療はどこまで進んでいくんだろう?っていうか、AKBとのコラボなんて誰が思いついたの!?なかなかみんなノリノリでいい感じ
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Re: 素晴らしい!
まきこ、コメントありがとう☆
医療は日進月歩だね。日々、勉強熱心なドクターの方々が臨床研究に一生懸命がんばっておられます。
AKBとのコラボ、さすが天才プロデューサー秋本氏ですなぁ〜
みんなが踊れるダンスというアイデアもさすがです!
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