乳がんの方へのアロマセラピートリートメント 補完代替療法としてのアロマセラピー 女性専用・完全予約制のプライベートサロン

患者様との思い出〜緩和ケア病棟にて〜④

患者様との思い出〜緩和ケア病棟にて〜④

翌週の同じ時間。
A様への6回目のアロマセラピーにお伺いしました。
いつものようにしばらく談笑を楽しみ、その後はトリートメントでリラックスタイムをお過ごしいただきます。
実はA様からは鋭いご質問を受けることが幾度となくあり、適切な言葉が見つからないのですが、いつも刺激を受けていました。


例えば、このようなご質問。
『マッサージは何流?ほら、華道とかでも流派があるじゃない?』


ここまでのご質問をされる患者様は滅多にいらっしゃいません。
アロマとエステの違いについて聞かれることはよくありますが、アロマセラピートリートメントの違いについて言及されるとは・・・さすがA様です。


私が四谷にある医療アロマに特化した学校で修得した手技は、本家本元のマルグリット・モーリー式です。
モーリー女史はアロマセラピートリートメントを開発した生化学者です。モーリー女史からミシュリン・アーシエ女史(イギリス発アロマ専門クリニックを開いた方)へ受け継がれたアロマは、その後ジャーメイン・リッチ女史(仏医学界に初めてアロマを導入したジャン・バルネ博士に師事したアロマセラピスト)へ引き継がれました。
私は、そのジャーメイン・リッチ先生から直接指導を受けました。
ジャーメイン先生は私が所属するアロマセラピスト団体IFAの創始者のお一人でもいらっしゃいます。


手技というのは、引き継ぐ過程で間に人が入れば入るほど、良くも悪くも『本物』からは離れていきますので、このような直伝の環境で本物のアロマを学べたことは、私の大きな財産となっています。
そして本物というのは、手技のみならず、それに付随する心構えや姿勢をも引き継がれるものなのです。



A様との会話は時にジョークのキャッチボールであったり、時に真面目に語り合ったり・・・。また明るいご性格のA様が、時折ふとこぼされる言葉に鼻の奥がツンとすることもありました。
9回目、最後のアロマセラピーでお会いした時にはA様との会話は筆談を交えてのものになっていましたが、これまで通りにA様とはコミュニケーションをとることができたと思っています。

A様の主治医からは、『Aさんはいつも伊藤さんのアロマセラピーを大変楽しみにされていました。こころの休まる時間を作ってくれてありがとうございました。』とおっしゃっていただきました。


病院から電話連絡を受けた日はあまりにも悲しい気持ちになってしまい、夜眠ることができませんでした。
そんな時、私の気持ちを救ってくれたのは私のアロマセラピーの同期、先輩、師の存在でした。
同じ経験をした者にしか分かり合えない感情というものがあります。

アロマセラピストが患者様に向き合う時はいつも一対一ですが、決して一人ではありません。

助けて、助けられながら・・・寄り添って行くことができたら・・・


沢山のことを学ばせていただいたA様には今でも心から感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。

本日のお花


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