精油の代謝を考える〜愛犬をアロマに晒さない〜より安全なアロマストーンとアロマペンダントの活用法☆
精油の代謝を考える〜愛犬をアロマに晒さない〜より安全なアロマストーンとアロマペンダントの活用法☆
一日に3名の方にアロマ施術を行ったある日の夜、内容は覚えていないのですが、なにやら非常に楽しい夢を見て、自分の笑い声で目が覚めました。
なぜ、睡眠中にそんなに楽しい気分になったのだろう・・・(笑)
と、考えてみましたら・・・
もしかして、精油?・・・
セラピストはトリートメントをしている間中、ずっと精油に触れています。空気中に揮発する精油の成分を吸入し、また、手のひらを通して経皮吸収される分も、僅かながらあります。
実際に精油が体内に吸収される量を知るのは、様々な要因が影響するため、正確に知ることは難しいのですが、臨床試験ではトリートメントと吸入後の数分間以内に血液検査をしたところ、少量の精油の成分が血中から検出されたことが確認されています。
精油の成分は、経皮吸収により血液循環に入って体内を巡って代謝されるルートと、鼻腔から吸入され直接脳へ到達して、大脳辺縁系に影響を与えるルートがありますが(吸入されて肺胞から血液循環に入るルートもあります)、大脳辺縁系は情動脳とも言われ、感情や夢、記憶など本能的な部分に深く関与しています。
そして、大脳辺縁系でその香りを『快い』と感じると、さまざまな脳内神経伝達物質が分泌されて、痛みが抑制されたり、リラックスするなどの生理作用をもたらします。
この日は、トリートメントで抗うつ作用や陶酔作用のある精油を一日中、使用していました。
普段あまり見ることのない夢を見て、かつ夢の中で、妙にハッピーな気分になっていたのは、精油の影響なのでは・・・と感じずにいられませんでした。
そんな精油ですから、ヒトだけでなく、犬に影響を与えても不思議ではありません。
実は、我が家の愛犬(トイプードルの男の子・5歳)は、日中に少しでも精油が焚かれた環境にいると、その日の深夜に嘔吐してしまいます。
最初は、愛犬の嘔吐が精油に関係しているとは思っても見ませんでした。
でも、嘔吐の原因を考えると、確実に精油なのです。
しかも、精油を吸い込んですぐに嘔吐するのではなく、いつも通りとても元気に過ごし、何時間も経過して、深夜になってからなのです。
これは、明らかに犬の体内で精油の成分が代謝しきれずに、嘔吐というかたちで体外へ排出せざるを得なかったということだと思います。
それがわかって以来、我が家ではディフューザーで精油を室内の広範囲にわたり拡散させることは、一切いたしておりません。
大切な愛犬を精油に晒さない・・・
ヒトはアロマを嗅いでリラックスするから、愛犬もきっとリラックスするだろう、とお考えの方がいらっしゃったら要注意です!
我が家の愛犬のように、精油がNGの子もいますので、どうぞ十分に配慮してあげてくださいね。
また、ネコが精油の成分を体内で代謝できないことはよく知られています。ネコちゃんのいる環境でのアロマの使用には、どうぞ細心の注意を払って下さいますように。
お部屋にアロマを拡散させなくても、香りを楽しめる便利なアロマグッズはいろいろとありますよ〜♪
アロマストーンとペン型のアロマペンダント。
アロマストーンは凹みになっているところに精油を3〜5滴落とすだけ。
枕元に置くと、ふわ〜っと香ります。狭い範囲で香るので安全です。
ペン型のアロマペンダントは、中にフィルターが入っていて、そのフィルターに精油を3〜5滴しみ込ませて使用します。
シャツのポケットに着けていると、一日中、心地よく香りますよ。
このような香りの楽しみ方ですと、大切な愛犬、愛猫にも安心です♡
ある晴れた日曜日。クリスくんサービスデー♡
カフェ→ドライブ→ドッグラン。本当に楽しそう〜(^^)
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